なぜ恐竜時代は3つに分かれるのか|三畳紀・ジュラ紀・白亜紀の意味がよくわかる話
恐竜が生きていた時代は、よく「三畳紀・ジュラ紀・白亜紀」と3つに分けられます。
映画や図鑑でも、この3つの名前を見たことがある人は多いはずです。
でも、ここで疑問が浮かびます。
なぜ恐竜時代は、わざわざ3つに分けられているのでしょうか。
実はこの区分は、単なる年代の区切りではありません。
地球の環境、生き物の進化、そして大量絶滅など、
大きな出来事が起きたタイミングで区切られているのです。
地質時代は「大きな変化」で区切られる
地球の歴史は約46億年あります。
この長い時間を理解するため、地質学では時代をいくつかの区分に分けています。
その区分の基準になるのが、
- 大量絶滅
- 気候の大変動
- 生物の進化の転換点
といった地球規模の変化です。
恐竜時代も同じで、
大きな出来事が起こるたびに時代が区切られています。
① 三畳紀|恐竜が登場した時代
三畳紀は約2億5200万年前から約2億年前までの時代です。
この時代の始まりは、
地球史最大の大量絶滅といわれる
ペルム紀末の大絶滅のあとでした。
地球の生態系はほぼリセットされ、
新しい生き物が進化するチャンスが生まれます。
その中から登場したのが、
初期の恐竜でした。
ただし、この時代では恐竜はまだ少数派です。
② ジュラ紀|恐竜が主役になる時代
ジュラ紀は約2億年前から約1億4500万年前まで続きます。
三畳紀の終わりには、
もう一つの大量絶滅が起きました。
この絶滅で多くの大型爬虫類が姿を消し、
恐竜が陸上生態系の主役になります。
この時代には、
- 巨大な草食恐竜(竜脚類)
- 大型肉食恐竜
などが登場し、恐竜の世界が一気に広がりました。
③ 白亜紀|恐竜の多様化の時代
白亜紀は約1億4500万年前から6600万年前まで続きます。
この時代には恐竜の種類が爆発的に増え、
私たちがよく知る恐竜の多くが登場します。
- ティラノサウルス
- トリケラトプス
- ヴェロキラプトル
- アンキロサウルス
また植物の世界では、
花をつける植物(被子植物)が広がり始めました。
この環境変化は、
恐竜の進化にも大きな影響を与えたと考えられています。
そして恐竜時代の終わり
白亜紀の終わり、約6600万年前。
巨大隕石の衝突などが原因とされる環境変化で、
恐竜を含む多くの生物が絶滅しました。
これをK-Pg境界の大量絶滅と呼びます。
まとめ|恐竜時代は「地球の変化」で区切られている
恐竜時代が三畳紀・ジュラ紀・白亜紀の3つに分かれる理由は、
単なる年代の違いではありません。
- 大量絶滅
- 環境変化
- 生物の進化
といった大きな出来事によって、
地球の世界そのものが変わったからです。
つまり三畳紀・ジュラ紀・白亜紀とは、
恐竜の歴史だけでなく、地球の歴史の区切りでもあるのです。