レドンダサウルス:三畳紀後期のワニの祖先とその生態
※この記事は2025年12月時点の情報に見直しました。
レドンダサウルス(Redondasaurus)とは?三畳紀末の“ワニそっくり”フィトサウルス
レドンダサウルス(学名:Redondasaurus)は、三畳紀後期(ノーリアン〜レーティアン)に北アメリカ南西部で知られるフィトサウルス類(Phytosauria)の一つです。見た目はワニに似ていますが、ワニの直接の祖先というより「似た水辺の暮らしに適応した結果、似た体つきになったグループ」と説明するのが分かりやすいです。
ざっくり結論(特徴はここ)
- 時代:三畳紀後期(約2億年以上前)
- 分類:フィトサウルス類(ワニに似た別系統の爬虫類グループ)
- ポイント:鼻孔が吻先ではなく、目の近くの高い位置にあるのがフィトサウルス類の典型
- サイズ:非常に大型の個体は全長6m級とされることがある
発見と命名
レドンダサウルスは1993年にHuntとLucasによって命名されました。産地としてはニューメキシコ州を中心に、テキサス州やユタ州などでも報告があります。
形態の特徴(ワニとの違いも含めて)
長い吻と円錐形の歯をもつ点はワニに似ていますが、フィトサウルス類では鼻孔が吻先ではなく目の近くに位置することが多く、ここが見分けポイントになります。また、レドンダサウルスでは頭骨の形の違いが種の区別に使われ、吻部の“crest(隆起)”は種によって有無が整理されています。
生息環境(当時の川と湖の世界)
化石が多く見つかるChinle Groupは、河川や湖沼に由来する堆積物が多いことで知られます。レドンダサウルスはそうした水辺環境で、魚や小型の脊椎動物などを狙う捕食者だった可能性が考えられています。
なぜ重要?(三畳紀末の“指標”になりやすい)
レドンダサウルスは、特定の地層・時代にまとまって出ることがあり、三畳紀後期の地層対比(年代の目安)に使われることがあります。こうした点が、研究上の大きな価値です。
よくある質問(Q&A)
Q. レドンダサウルスは恐竜?
A. 恐竜ではありません。恐竜と同じく主竜類周辺の仲間ですが、フィトサウルス類という別グループです。
Q. ワニの祖先なの?
A. 祖先というより、似た環境に適応してワニに似た姿になった「別系統のワニっぽい爬虫類」と考えると理解しやすいです。
Q. どこで見つかるの?
A. 主にアメリカ南西部(ニューメキシコ州など)で報告されています。
まとめ
レドンダサウルスは三畳紀後期の北アメリカで知られる大型のフィトサウルス類で、ワニに似た姿から当時の水辺生態系を考えるうえで重要な手がかりになります。恐竜と混同されやすいので、「恐竜ではない」「ワニの祖先ではない(が似ている)」という点を最初に押さえると、読みやすく誤解も減ります。