隕石が落ちなかったら恐竜はどう進化していた?|科学的に無茶苦茶おもしろい仮説集
約6600万年前、地球に落下した巨大隕石。
この出来事が恐竜時代の終焉をもたらした、という説は今や広く知られています。
では、もしこの隕石が落ちなかったらどうなっていたのでしょうか。
恐竜はそのまま滅びず、今も地球を支配していたのでしょうか?
この記事では、古生物学・進化生物学の研究をもとに、
「隕石が落ちなかった世界で、恐竜はどう進化していたのか」
という科学的に真面目で、無茶苦茶おもしろい仮説を紹介します。
前提:恐竜はすでに“衰退していた”のか?
まず重要なのは、隕石衝突の直前、恐竜がどういう状態だったかです。
一部では「恐竜はすでに衰退していた」という説もありますが、
現在では地域差はあれど、多くの恐竜は元気に繁栄していたと考えられています。
つまり、隕石がなければ恐竜がすぐに滅びる必然性はなかった可能性が高いのです。
仮説① 恐竜はさらに巨大化していた
中生代後期の恐竜は、すでに生物史上最大クラスの体サイズに達していました。
それでもなお、酸素濃度・気候・植物量の条件は「限界」ではなかったと考えられています。
隕石が落ちなければ、
- 草食恐竜はさらに大型化
- 捕食者はそれに対応して進化
という“サイズの軍拡競争”が続いた可能性があります。
仮説② 知能が発達した恐竜が現れた?
恐竜の中でも、トロオドン類などは
- 脳が比較的大きい
- 視覚が発達
- 群れ行動の痕跡がある
とされ、「賢い恐竜」として知られています。
もし中生代がさらに数千万年続いていたら、
道具を使うレベルの知能に進化した恐竜が現れても不思議ではありません。
実際に「恐竜人類(ディノサウロイド)」という仮説モデルも提唱されています。
仮説③ 哺乳類はずっと“脇役”のままだった
恐竜が絶滅したことで、哺乳類は一気に大型化・多様化しました。
しかし、隕石がなければ状況はまったく違っていたでしょう。
哺乳類は
- 夜行性
- 小型
- 恐竜の隙間を生きる存在
として、今も目立たない存在だった可能性があります。
つまり、人類そのものが誕生しなかった可能性も、十分に考えられるのです。
仮説④ 空は“恐竜の時代”が続いていた
鳥類は恐竜の一部が進化した存在ですが、
中生代にはすでに巨大な翼竜が空を支配していました。
隕石がなければ、
- 翼竜がさらに多様化
- 鳥類は進化の余地を奪われる
という未来も考えられます。
仮説⑤ 海の覇者も恐竜側だった
中生代の海には、
モササウルスやプレシオサウルスなど、
恐竜に匹敵する巨大爬虫類がいました。
隕石がなければ、クジラが海の王者になる未来は訪れず、
今も海の頂点は爬虫類だったかもしれません。
結論:人類の誕生は“奇跡の連続”だった
隕石が落ちなかった世界では、
- 恐竜は進化を続け
- 哺乳類は目立たず
- 人類は誕生しなかった
可能性が高いと考えられます。
私たちがこうして恐竜について語れていること自体が、
地球史レベルの偶然なのか